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おもちゃの取り合いにどう対処する?

子どもの成長に合わせて様々な場面が増えていきますよね。
ほほえましい場面もあれば、ヒヤヒヤする場面も😓

人との関わりが増えていくことと同時に
子ども達は社会性を少しずつ学んでいきます。

関わりの代表例としては
誰もが通るだろう…『おもちゃの取り合い』や『横取り』

大体3歳くらいまでは
言葉で完全なるコミュニケーションをとることはまだ難しい年齢。

また同じ場にいても、みんなで一緒に…というよりも
自身の遊びをもくもくと楽しんでいる時期ですよね。

目に入ってきたものに興味をもち、
『欲しい』『やりたい』『触りたい』
そんな本能のままで遊ぶ時期です。

そんな時期である子どもたちが、同じ空間で遊んでいると
おもちゃの取り合いになることは”あるある”なことですよね。

そんな時
私たち親はどんな対応をすればいいのか悩む人も少なくないと思います。

皆さんは、そんな場面に遭遇したらなんて声をかけていますか?
どうやってその状況を切り抜けていますか?

トラブルになった我が子には
『お友達にも優しくなってほしい』
『一緒に仲良く遊んでほしい』という想いから
つい平和的、穏便的に収めようとした声掛けや行動をしてしまうことありませんか?

だからついつい我が子の気持ちを無視して
『いいよ』と貸す方向の言葉を勝手に代弁しちゃったりすることも。

これ、子どもにとってはどうでしょうか?

実は私も当時やってしまっていました…。

3歳頃まではこれが大切

それは
自分の気持ちが守られることが大切な時期ということ

興味をもって触り遊んでいるおもちゃは、子どもにとって大事なものです。
遊んでいる最中にパッととられたり、「貸して」と言われても、
なかなかすぐに「いいよ」とは言えないですよね。

子ども自身が納得できていないのならば”すぐ貸さない”という行動はあっていいと思います。
むしろ「今、これは大切なものだから貸せない」という意思表示ができることの方が大切なのです。

親はどうやって対応してる?

自分の意図せずにおもちゃをお友達にとられてしまった子どもは
取返しに行ったり、泣いて怒ります。

そんな行動をする我が子を見て私たち親は咄嗟に
「貸してあげなよ」「いじわるしないで」なんて焦って声をかけてしまうことも。

そんな私たち親の言動の背景には、こんな身持ちがあったりしませんか?
・我が子を想うが故に『思いやり』を身につけさせたい
・相手の親に自分がどう思われてしまうか

まさに、私がこれでした。
子どものためを想っての言動のつもりでしたが
実は他のママの視線を気にして丸く収めようとしている自分のためだった…と
後となって気がつきました。

皆さんはいかがですか?

望ましい親の対応ってどんなこと?

子どもの意思を確認し、貸す意思がないようであれば
『今、使っているから待っていてね』
『終わったら貸すね』

などを自身で伝えることを見守ってあげましょう。

また、まだ伝えることが難しい年齢のお子さんにはママが代弁してあげましょう。

借りる側の時も学びがある!

逆パターンの場合も時にはありますよね。
相手に待っててねと言われても、おとなしく待てることができず
強引におもちゃを取りにいくこともありますよね。

そんな場合にも親が間に入り見守る必要がありますがこんなことが学べます

・待つことで、社会のルールを学びます
・ほかの子がしている遊び方を見て学びます
・繰り返していくことで人の気持ちがわかるように成長していきます

おもちゃの取り合いは社会性の基盤づくり

日々の遊びの中で
他人と一緒にいることで自分以外の存在に気づき
時には喧嘩をし、また遊んで、そんなことを繰り返していく中で

色々な気持ちを経験することが大切なんです。
嬉しい気持ち、楽しい気持ち、悲しい気持ち、悔しい気持ち…様々な感情を経験すると

人の気持ち、痛みがわかるようになり
このたくさんの人がいる社会の中で生き抜いていけるようになります。

私たち親は未来を生きていく子どもたちのために

何が大切で誰を守るのか

ここを一番に考えながら
大きな視点で見守っていってあげましょう



この記事の著者

AKI

幼稚園教諭、保育士、保育園園長、保育園運営本部、子ども家庭支援センター、自身の子育てを経て、現在は独立起業し、子育て家庭に向けた支援事業として、ベビーシッター、家事代行、子育て家庭に向けた講座講師、ラジオパーソナルティ、輸入商品オンラインショップを運営している。
子ども達、ママ達が『どんな自分も認め、信じ、愛し、人生を大切に心豊かに生きていってほしい』という想いを軸に活動中。
ワクワクすること、五感で感じることを大切にしている。

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