子どもの自己主張(イヤイヤ期)の対処法
自己主張(イヤイヤ期)…
皆さんのお子さんはいかがですか?
きっと、どの時代も永遠のテーマなのではないかと思います(笑)
この『自己主張』
『子どもの成長過程において絶対的に大切なこと』と言われていますが
そう理解できていても
毎日向き合う親にとっては大変だと思います。
そう…
”キレイごと”では片づけられない戦いがそこにありますよね😓
そもそも自己主張とは
自分の意思や気持ちを様々な形で表現すること
自我の芽生えから成長とともに『自分』と『他人』の意識が強くなり日常生活の中で
”なんでも自分でやりたい” ”自分の思い通りにしたい”
という気持ちをもち始めます。
1.2.3歳頃の自己主張はどんな様子?
『自分でやりたい』という強い気持ちがある一方で
その思いをすべて実現できるまでの能力はまだ持ち合わせていません。
そんな我が子へちょっとでも手伝おうとすると
”全部自分でやりたい”という気持ちを邪魔されたと感じ泣いたり、反り返るぐらい怒って抵抗したり
自分の想いを表現します。
年齢によってはまたまだ語彙力が乏しいため、自分の気持ちを言葉でうまく表現できず
大人は何で泣いているのかを把握できずに泣き叫ぶ我が子に途方に暮れてしまうことも…。
そんな時の対処法
①まずは子どもの気持ちを聞き、一旦共感する
子どもの行動には、だいたい理由があります。
『何に怒って何をしたいのか?』
まずその行動の背景を探ってみましょう。
『どうしたいの?』
この言葉を本人に伝えてみましょう。
そして本人の気持ちを知ることができたら
『そうなんだね』『わかるよ』『そうだったんだ』と
気持ちを受け入れてあげてください。
要望に100%応じるか否かは一旦置いておいて
・子ども自身にその時の気持ちを言葉でアウトプットさせること
※まだ伝えることが難しい年齢の場合には代弁してあげる
例『○○したかったの?』『○○がイヤだったの?』
・相手が自分の想いを聞いてくれたという事実
このことが
一瞬だけでも我に返り、どんな自分もまずは受け入れてくれるという想いが
自分も相手も信じていける土台、すなわち自己肯定感につながっていくのです。
②親が境界線を決める
子どもの想いを知り共感した後に、毎回子どもの要望を100%受け入れる…ということをしたら
どうなると思いますか?
自分の主張ばかりで、社会のルール、家族のルールを守れない、社会性を育むことができない大人に
なっていってしまいます。
大切なことは、親の『ここまでは許容できるけど、ここからは許容できない』という境界線を
しっかり持っていくことです。
あくまでも親が舵をきっていくことが
子どもが将来社会の中でしっかりと生きていくために絶対的に必要なことです。
命に関わること、安全を脅かすこと、日々の生活の中で、これは譲れません、ここからは譲れません
このラインをしっかりもち、その中で、許容できることを、駆け引きを使いながら
誘導してあげるのです。
③日々対話をして相手を知ろうとすること
家でも、外でも、自己主張で泣かれたり、叫ばれたりした場合、
みなさんはどんな気持ちになりますか?
親だって大人だけど人間。気が滅入りますよね。疲れちゃいますよね。
外などで泣かれると人の目も気になるし、この状況を脱するのは『ま、いっか』と譲ることも
あると思います。
それはその時の状況で、親の許容範囲の元、判断したのならば
自信をもって進めていいと思います。
大切なことは
日々から子どもと対話をして向き合うことをしておくことで
どのような状況でも対応する術を理解しておくことです。
『泣かれたらどうしていいかわからない』
『泣かせてしまうことはダメなことなのかなと思って』
これは実際に私が以前に保護者の方から相談を受けた際に聞いた言葉です。
なぜ、泣かれた時、泣くことがダメなのかな…などと
対応について不安に想う状況が発生すると思いますか?
それは
日頃から親の育児への軸が明確に持つことができていないまま育児をしているからです。
子どもにどんな人間に成長してほしいか…そこを考え、それを育児の軸にしたら
必然的に、日頃、どんな向き合い方、声のかけ方、見守り方をすればいいのか見えてきます。
自己主張の強い時期は、確かに…対話したところで一筋縄にはいかないと思います。
きっと到底対話になんかならない状況もあるでしょう。
そんな時は、
『悲しいんだね』『悔しいんだね』『嫌なんだね』と声をかけてあげながら
落ち着くまで待ってあげること。
そんな声掛けや日々の対話を続けていると
だんだんと状況に応じた最適な誘導パターンがいくつか見えてきます。
また子どもにとっても、自己主張という時期を経ていく中でも
自身を否定せずにまずは受け入れてくれるという心の安心な場所が親になるのです。
子どもが理解したときには伝える魔法の言葉
『お話聞いてくれてありがとう』
『よく頑張ったね』
『今度は○○しようね』
など理解を示したことに感謝を伝えると
『子どもは親に話を聞いてもらえたこと』『理解を示せた自分は頑張った』と
自分に満足し、主張もしたけど、頑張った自分もいたと自己を肯定できるようになります。
子どもの自己主張…
『成長過程において大切なこと』
きっと誰もが理解できていると思いますが
時と場所を選ばずやってくるこの自己主張…😂
毎日向き合う親は大変だと思います。
親だって人間。日々の疲れや、体調などその時の環境によって
それに対応できる日もあれば、できない時だってあると思います。
できない時には
『今日はそんな日…』『そんな日もある』とオフモードになり
自宅であれば、一瞬距離を置いてその場から離れてみることや
外であれば『もう今日はいいや』と割り切る日もあっていいと思います👌
できる日にはこの対処法をぜひ繰り返し繰り返し挑戦してみてください。
親である皆さんもバランスをとりながらこの自己主張を見守っていきましょう。